
夏真っ盛りの沖縄。例年とは違い、はしゃいでいられない状況のなか、みなさまいかがお過ごしでしょうか?La.fitのトクザトです。
新型コロナが終息しないまま、異常気象の猛威が熊本県を皮切りに九州地方へ甚大な被害が起こってますね。リノベーション協議会を通じて、九州地方の方々と仲良くさせてもらっており、かなり心配です。沖縄では、災害レベルの大雨が降ったとしても、テレビで見るような状況にはほとんどならず、一週間後くらいには日常を感じることができるのに、内地では一級河川の影響もあって、恐ろしいくらいの状況になってしまうんですね。
また、災害後も復旧作業で、かなりの労働力が必要となってしまいます。SNSでは僕の知っている方が、「お店明けてもお客様少ないので、ボランティア行ってきま~す!」なんて投稿があったりするんですが、災害復旧のためにボランティア活動へ気軽に行ける精神って本当にすごい!って思ったり。そういう人が多いことに、さらに驚きと感動をもらっています。早く復旧されて、コロナの影響も最小であることを願います。
さて、La.fitはというと、いよいよ明後日になりましたよ!
【リアルリノベーションセミナー】
この企画、実は僕、トクザトの実例をもとに「リノベーションをもっと知ってもらおう」ということではじまりました。リノベーション事業者でありながら、自分自身リノベーションをしたことがないっていうのも、お客様の気持ちに心底寄り添えているのかってこともあり、絶対やったほうがいいよねっていうことで、スタッフと話し合って実現した企画なんです。そこで、みなさんに楽しんでもらうセミナーにするにはどうしたらいいんだろうと試行錯誤しながら、ようやくプログラムが完成しました。
僕が30歳のころ、妻と結婚当初から住んでいたアパートで1歳の娘と暮らしていましたが、家賃を考えると「持家を考えてもいいんじゃないか」って話になり、中古住宅を探しに不動産屋さんへ。僕は親の力を借りずに持家を手に入れたいという気持ちが強く、「土地を買って新築住宅」という選択肢は全くなく、自分の身の丈にあった家で、「僕と妻と子どもたちが幸せに笑って暮らせれば」っていう思いが強かった。そこで購入したのが『築15年のコンクリート造2階建ての2世帯住宅』。それだけ聞くと、かなり高額に聞こえるかもしれませんが、1階部分も2階部分も約15坪くらいの小さな2世帯住宅なんです。敷地も袋地になっていて道路も狭いことから、安価で売り出されていました。とても悩みましたが、最初に決めた「身の丈の家を買う」っていうことを優先していたことから、この家を購入することにしました。
購入した当初は、2階を賃貸住宅として家賃収入を得て住宅ローンの返済に充て、子どもが成長して手狭と感じたら増築してもいいし、2階も一緒に活用してもいい。2世帯とも賃貸として所有しておいて僕らは違う場所に暮らす選択もあれば、売家にしてもいいっていう考えでした。
それから12年が経って増築することを選択したんですが、驚いたことに12年ってあっという間なんです! いつまでも子どもが小さいままとは思ってなかったんですが、想像していたより時間が経つのが非常に早い!( ゚Д゚)。 引っ越した当時、2歳だった娘も中学生になり、気付かないうちに、いろんな思い出がこの家に詰まっていたんですね。



長女が幼い時期に引っ越してきて、しばらくしたら次女が生まれて…。ほんと気付かない時間のなかで、たくさんの幸せがあったんだなって感じます。
そんな思い出が詰まった家を自分で設計し、リノベーションできることは本当に幸せなことなんだなって思い、いろいろ企画を考えて先月、ようやく工事に着手することができました。
そして工事着手初日、心底、寂しくなったのがこの瞬間。




「この思い出が詰まった家をいとも簡単に解体業者って壊してしまうのね( ;∀;)」。
この感情って、いままで工事されてきた施主様も同じだったんだって初めて気付いた瞬間でした。これまでも意識してきたんですけど、やっぱり身を持って知るということは違う!とても大切なことに気付きました。
自分の家をリノベーションすることで客観的に「自分の家への思いや、家族に対する気持ちを本当の意味で理解してくれる設計士さんや工事担当者って本当にいいな」って思いました。いままでも、手を抜いたことは一度もないんですが、La.fitとしてバージョンアップできる機会にもなったと思うし、僕の家をリノベーションすることで、スタッフもまたレベルアップしてると思います。
お客様一人ひとりのおうちへの想いを大切にいたします。